昔、小学生のときなんかに、よく下敷きで髪をこすりませんでしたか? 髪は下敷きに引き寄せられて、簡単に上にあがります。それが髪の帯電性です。プラス・マイナスでバランスを保っていた髪から、安定度の低いマイナスが失われ、プラスだけが留まっている状態になります。いわゆる静電気と呼ばれるものですが、それがキューティクルや地肌にダメージを与えます。
プラスチックのブラシは静電気をおこしやすく、髪や頭皮を痛めやすいのです。また、硬すぎる素材のブラシは髪や地肌、毛根を傷つけやすくなります。適度な柔らかさと弾力がある素材のほうが、生きた地肌と毛根にやさしいのです。
大事な髪と頭皮のためにも、猪毛などの天然毛のブラシをおすすめします。一生ものといったら少し大げさかもしれませんが、ヘアケアの気分もぜんぜん違います。いいものを選べば長く使えますので、あなたの美髪をつくるいいパートナーとなるはずです。
ブラシの汚れに注意
ブラシにはヘアスタイリング剤やホコリ、フケ、雑菌が付着しがちです。洗髪前に使ったものをきれいに洗髪した髪に使うことは、洗顔後に汚れたタオルで顔をふくのと同じ。雑菌などをこすりつけてしまうことになります。こまめにお湯などで洗って清潔に保ちましょう(手入れの仕方はブラシによって違いますので、説明書をよくお読みください)。いいブラシにはクリーニングブラシも付属していることが多いようです。
忙しかったり手入れが面倒という場合は、洗髪前のブラッシング用と清潔な髪用とを分けることを検討しましょう。家族間でも違うものを使うようにしてください。
豆知識:頭皮マッサージグッズを使うときの注意点
ブラッシングといっしょに、マッサージグッズを使う方もいるかもしれません。
注意点としては、頭皮を傷つけたりすると逆効果になるということ。
説明書をよく確認し、過剰な使い方をしないことが大切です。
以前、器具を使っての頭頂部へのタッピングが大流行しました。血行改善による育毛を期待したものですが、やりすぎて(自分の頭を叩きすぎて!)頭皮に物理的ダメージを与えた人も多かったようです。それでは逆に育毛を妨げてしまいます。
髪と頭皮にやさしいブラシの選び方まとめ
- 静電気が出ないもの
- できれば天然のもの(豚毛や猪毛がおすすめ)
- 硬すぎず適度な柔らかさがあるもの
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髪質や毛量、頭皮の状態に合わせて選ぶことをおすすめします。