髪の悩み:40代までにが六割
あなたはいつ頃からご自身の髪の毛が薄いという悩みを持ちはじめましたか? じつは、40代までにそう悩んでいたという方が六割にものぼるのだそうです。
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もはや薄毛は「歳をとったから」悩むものではありません。
女性の平均寿命の折り返し地点までの多くの女性が、なんとかしたいと切実な思いを抱えているのです。
でも、ひとつ振り返っていただきたいことがあります。
髪の毛の量を、自分の髪がいちばん多かったころと比較していないかということ。もしくは、まわりでいちばん髪の悩みを抱えていなさそうな人とつい比べてしまっていませんか?
薄毛の原因は様々ですが、比べることでかえって悩みを深刻にしてしまうのも、人の心理にはよく見られること。それがかえってストレスとなって、また髪の毛に影響するという悪循環となってしまいます。
世代ごとのストレスの大きさ
30代には30代の、40代には40代の、50代には50代の、ライフステージごとの環境変化や体調変化があります。仕事場や家族のなかでの役割があり、さまざまなストレスを抱えているものです。
それらが総合的に髪に影響を及ぼし、変化をもたらしていると考えられます。
抜け毛や薄毛を食い止めるには、そのストレスや生活習慣を見直す必要もあるでしょう。もしかしたら健康状態をあなたに知らせるメッセージかもしれません。それはつまり、これからのあなたをいい方向に変えるきっかけとなるのです。
ですから、良かった頃や恵まれた人とくらべるのではなく、今の自分からどれだけよくなれるかを基本にしてぜひスタートしてほしいのです。
でもその前に。どうか、今の自分をやさしく受け止めてあげてください。
あなたが髪について悩まなかったころは、毎日の生活でも、今よりも悩みが軽かったのでは? 今のあなたは、そのときよりもたくさんの、複雑な重荷を背負っているのではありませんか?
髪の毛を健やかな毛根から育てるには半年はかかります。
気長な目でご自身の変化を見守り、ひとつずつ前に向かって進んでください。