ブラッシングはスタイリング時だけしかしないということはありませんか? 洗髪後に髪を乾かすときの仕上げだけ、もしくはスタイリング時だけという人が案外多いようなのです。
でも、重要なのはシャンプー前に行うこと。もししていないなら、ほんとにもったいない! ぜひともおすすめしたいのは、いくつかの利点があるからです。
スタイリング時だけ? 重要なのはシャンプー前!
シャンプー前のブラッシングが髪にいい3つの理由
一つ目は、髪についたホコリや汚れを浮かしてくれることです。シャワーだけで水溶性の汚れ(水やお湯で溶けるもの)がかなり落ちるようになります。
二つ目に、頭皮の古い角質を浮かせてくれること。頭皮も肌ですから、28日前後で新しいものに入れ替わります。ただ、古い角質が残ると皮脂を吸い込んで毛穴に詰まったり炎症を起こしたりするリスクが高くなります。ブラッシングのやさしい刺激で古い角質を浮かせると、ホコリと同じくシャワーだけで落ちやすくなります。
さらに三つ目の利点としては、頭皮から分泌された皮脂を毛先に向かってなじませてくれること。適度な皮脂は、シャンプーの刺激からキューティクルや頭皮を守る働きをしてくれます。皮脂=悪いものというイメージが強いですが、美しい髪をキープするために重要な働きをしているのです。
ブラッシングの方法
ほつれた髪を無理にブラシですく方がいますが、力づくでやってしまうと髪と地肌にかなりダメージを与えてしまいます。とくに頭頂部から一気に行うとそうなりがちです。毛先から少しずつ順番に行い、最後に頭皮部分をやさしくブラッシングするようにしてください。丁寧にするほど、シャンプーとあわせて頭皮ケアの効果が高くなります。
ポイント1.大きめのブラシ(できればプラスチックではないもの)を使う
ポイント2.毛先からすこしずつ順番に行う
ポイント3.ブラシの先を軽く頭皮にあてながらとかす
まとめ:ブラッシングの効用(メリット)
- 髪の汚れを取る
- 頭皮のフケを浮き上がらせ、適度なマッサージに
- 皮脂を髪の根元から毛先まで行き渡らせる