髪が何でできているか、知っていますか?
もし知らないなら、あなたはいま無駄なケアをしている可能性があります。いえ、はっきりいうと、これまでずっと何十年か(?)、無駄なことをやりつづけてきたのかもしれません。時間をかけてケアしてきたけど、じつは本質的にほとんど良くなっていなかったという…
わたしがそうでした(´;ω;`)
本質からズレたことをすると、手間をかけている割に結果は変わらないということになりがちです。
でも、本質を知ることで、どういうケアをすればいいかがわかります。
美しく輝く髪は、女性にとってほんとうに大切なもの。時間を費やして無駄なことをしてきたと後悔しないために、まず髪の性質から理解していきましょう。
意外と知らない髪の性質と構造
髪はワカメや海苔と同じ成分でできてるって!?
意外と知られていませんが、髪はたんぱく質のかたまりです。つまり皮膚や爪と同じなんです。
でも、爪が骨と同じくカルシウムでできていると勘違いされるように、髪はワカメや海苔に含まれる成分で作られると誤解している人も多いようです。
もうひとつ、ほとんど知られていないことがあります。それは、髪も頭皮の一部だということ。
頭皮のなかにある毛母細胞が分裂し、それが角化してのびていくものが髪です。それが頭皮から表に出たものが、わたしたちがふだん認識している頭髪。抜けないかぎり、生きているかのように認識されています。でも、それらがすでに死んでしまった細胞だということもあまり知られていません。
いえ、髪がどんな細胞であるとしても、わたしたちは豊かな髪を切実に願っています。では、どうすれば髪が増えるのでしょう? どうケアしたら美しくなるのでしょうか?
髪の三層構造
まずは、髪の構造を見てみましょう。髪をカットすると、目には見えませんが断面は三層からできています。
1.キューティクル
表面にあるのは誰もがおなじみのキューティクル。極薄で透明のたんぱく質からできていて、毛髪の外側をうろこ状に重なって包んでいます。艶やかさやハリは、このキューティクルが揃っているときに生まれます。
2.コルテックス(毛皮質)
キューティクルの下にある層が、たんぱく質や水分からできているコルテックス(毛皮質)。髪の大部分を占め、髪の色となるメラニン色素もここにあります。
3.メデュラ(毛髄質)
最下層にある芯がメデュラ(毛髄質)です。
髪の自己修復機能
繰り返しますが、髪は死んでしまった細胞です。伸びても、他の生きている細胞のように自己修復機能はありません。枯れた草花に水をやっても成長しないように、髪も生きているうちに栄養をやり、ケアをしてあげる必要があります。その「生きている」ものは頭皮のなかにあるというのがポイントです。
つまり、美しい髪を作り、増やすための場所は頭皮だということ。わたしたちがやるべきケアの第一の基本は「頭皮ケア」です。そのつぎに、髪の輝きをキープするために毛髪ケアが大切なのです。
まとめ
- 髪はたんぱく質のかたまり
- 髪も頭皮の一部
- 髪はすでに死んでしまった細胞だから、自己修復機能はない
- 美しい髪を作るには、生きているうちに栄養をやりケアをする必要がある
- 「生きている」ものは頭皮のなかにある
- 美髪の第一の基本は頭皮ケア