最近、電車などに乗っていると、分け目や頭頂部が薄い若い女性が目立つようになったと感じます。
じつは以前のわたしもその一人でした。
電車で座っているときに前に人が立ったり、のぼりのエスカレーターで下りの人とすれ違うとき、視線が気になって、一時は外出するのが嫌になったこともありました。
いろいろ試みてもなかなか結果がついてこないことに心が折れかけて、「もう駄目なんじゃないか」とあきらめかけてしまったことも。
あなたは大丈夫ですか?
でもそもそも、高齢の方ならいざしらず、若いのにどうして髪が薄くなったりするのでしょう?
その原因と対策を解説します。
分け目・頭頂部の薄毛の原因は?
原因として考えられるのはズバリ、
- 女性ホルモンとストレス
- 生活習慣
- 頭皮環境の乱れ
です。
ヘアサイクルが一時的に乱れ、抜け毛が多くなって薄く見える場合をのぞいて、対策が必要です。
一時的なものかどうかは後になってからしかわかりませんので、気づいたらすぐに行動したほうがいいでしょう。
女性ホルモンやストレスと抜け毛・薄毛の関係
女性ホルモンは女性の髪を守っているといっても過言ではありません。
細胞の酸化を防ぎ、毛細血管をひろげて血流量を増やし、髪を女性らしく豊かにします。
(くわしくは女性ホルモンと髪の関係をお読みください。)
一方、強いストレスは女性ホルモンとは逆の作用をもたらします。
活性酸素を体内につくり、細胞の老化をもたらします。
さらに血管を収縮させ、血流を悪くしたり血管の内壁を壊してしまいます。
またストレスは自律神経に影響し、女性ホルモンの分泌を低下させます。
それが女性の髪の再生を防いでしまうんです。
なのでストレスは女性のヘアサイクル(毛周期)を乱して抜け毛や薄毛の原因となります。
悪い生活習慣が抜け毛と薄毛をもたらす
髪にとって悪いことを気づかないうちにしていませんか?
無理なダイエットをして栄養(たんぱく質・ビタミン・ミネラル)が不足していたり、食生活(時間や内容)が乱れると髪の生成を妨げる要因になります。
また、油っぽい食事や糖分の多い間食、喫煙も髪にとってよくない要因です。
睡眠時間が短かすぎたり就寝時間がバラバラだと、女性ホルモンや成長ホルモンの分泌にも影響がでます。
悪い習慣は積み重なって、髪の成長に悪影響をもたらします。
頭皮環境の乱れが抜け毛と薄毛をもたらす
長期間、同じ髪型をつづけると、頭皮へのダメージの原因になることがあります。
長時間同じ箇所で髪を結ぶと、牽引性脱毛の原因になりやすくなります。髪の生え際や分け目の髪がずっと強い力で引っ張られるからです。
髪を染めたり、パーマをかけたりといった、髪や地肌に負担をかける髪型も原因のひとつです。
顔や首元などの肌はUVケアが可能ですが、無防備な頭皮(とくに分け目)には頭上から紫外線があたりつづけることになります。一日一日の時間は少なくとも、ダメージが蓄積されることで頭皮細胞の老化が進行しやすくなります。
また、乾燥や過剰な皮脂も頭皮環境を乱す原因のひとつです。
洗浄力の強すぎるシャンプーで洗髪することが原因で、とくに冬は乾燥しやすくなります。
乾燥をカバーするために、皮脂の分泌が多くなっているということはありませんか?
皮脂が多いと頭皮常在菌のひとつである真菌が増え、頭皮にかゆみなどの異常があらわれることがあります。
そうした原因もヘアサイクルを乱して薄毛をもたらす要因のひとつになります。
分け目・頭頂部の抜け毛と薄毛の対策は?
抜け毛と薄毛が劇的に改善する方法は今のところないようです。
つまりコツコツとやる以外ないということ。
- 髪にストレスの少ない結び方にする
- 定期的に分け目を変えたり、きっちりと分け目をつけないヘアスタイルにする
- 刺激の少ないシャンプーを使う
- カラーやパーマを控える
- 頭皮用美容液・育毛剤を使用する
- 紫外線の多い季節は帽子・日傘や頭皮用UVスプレーを使用する
- 髪を作るのに必要な栄養(とくにタンパク質とビタミン・ミネラル)をしっかり摂る
- 睡眠・休息をよくとって身体と心を休める
などを検討してみてください。
習慣レベルで変えるべきものは、できるものからぜひ改善していきましょう。
もっとくわしく原因を探りたい方は、「15項目の習慣チェック」を見てみてくださいね。
ストレスのない生活を心がけたり、女性ホルモンの分泌が整うような生活習慣(睡眠と運動)はとても大事です。
でも、仕事や家庭の事情ですぐには難しいという方もいるかもしれません。
わたしのオススメ対策
忙しくてなかなかケアの時間がとれない、そんな方へのオススメは以下の2つです。
・育毛剤を使う
・栄養補助食品(サプリ)で抗酸化物質や栄養バランスを補う
オススメする理由は、何より簡単だから!
わたしもいろんなことを試しましたが、簡単っていうのはものすごく重要なことだと思います。
薄毛・抜け毛改善には、ヘアサイクルを整えるために継続することが大事なので。
時間に余裕があればいいのですが、忙しくなると食生活も睡眠も一気に崩れてしまいがちです。
生活習慣が乱れると、抜け毛や薄毛もなかなか改善しにくいかもしれません。
まずその乱れを止めるために、頭皮環境を整えて、足りない栄養を補っていきましょう。
おすすめの育毛剤とサプリを挙げておきますので、検討してみてくださいね。
<おすすめ育毛剤>
薬用ナノインパクト100は、いかに毛包細胞に有効成分を届けるかという薬物伝達(ドラッグデリバリーシステム)とナノ粒子化技術を極めた会社が製造・販売しています。
どんなに有効な成分が配合されていても、分子構造が大きいとほとんど角質のバリア層でブロックされてしまいます。この商品はそこを追求し、地肌の奥に100兆個のナノ粒子を届けるというもの。
親会社・製造販売元のホソカワミクロンは東証一部上場企業で、「粉体技術」を追求してきた100年の歴史があります。
30日以内であれば返金可能で、定期コースでも継続期間の縛りがないので安心できますね。
男性用・女性用があるので、間違えないよう「薬用ナノインパクト100レディ」を選択してください。
ベルタ育毛剤は、頭皮ケア成分56種類を配合し、そのうち32成分はナノ化(超微粒子化)され、糖化した頭皮のエイジングケアも配慮しています。90日間の返金保証もあり、安心して試せます。
<おすすめサプリ>
くわしくは「女性の髪用サプリメントを選ぶポイント」をお読みいただきたいのですが、必要栄養素を「欠かさない」ことが重要です。
無添加オールインワン育毛サプリ マイナチュレは、総合的に育毛をサポートする趣旨で開発されています。安心・安全を第一に考え無添加処方となっており、オススメです。
びまん性脱毛症の対策
注意としては、女性の場合、脱毛の種類として圧倒的にびまん性脱毛症が多いという現状があります。
男性のように部分的に薄くなるのではなく、全体的に薄くなり、分け目が大きくなったように感じられる可能性もあります。
びまん性脱毛症の場合は、外的・内的両方でより多角的な対策を行う方がベターです。
・女性ホルモンの分泌を整える
・カラダの内部から育毛をサポートするため、抗酸化物質や栄養成分を取り入れる
・日常的に運動し、睡眠をしっかりとることで成長ホルモンの分泌をうながす
・ストレスを減らし、自律神経を整える生活を心がける
頭皮の老化と薄毛の関係も参考にしてみてください。
また、もし体調が悪くて抜け毛も多い場合は、病院で診てもらうことも検討してくださいね。
まとめ

抜け毛や薄毛をなんとかしようとするとき、一時的にひどくなったように思えたり、なかなか期待通りに改善しないことはあります。
でも、習慣を変えていくことで頭皮環境も整っていきます。それは髪もよくなる方向に進んでいくということです。
原因として思い当たるものがあったら、今すぐに行動していきましょう。
未来と自分を信じて、こつこつと続けていってください!