他の人はどうやって洗髪して、コンディショナーやリンスをどう使っているんだろうって、興味わきませんか?
管理人は、ときどき温泉なんかでさりげなく他の人のヘアケアを観察しています。
いつも、やっぱり世の中は広いなぁ、いろんな人がいるんだなぁと実感。「えっ!そんなことやっていいの!?」というシーンも目撃します。
頭皮に爪を立てて孫らしき女の子の頭をガリガリと洗ってやっていたおばあちゃん。「痛いよー」と半べそ&逃げ腰の孫に、「もう少しだから我慢して!」と腕をつかんで引き寄せていたのが印象的でした。
そういえば私も小さいころ、父とお風呂に入ったときにはもしかしたら爪を立てるように洗われていたかもしれません(うろ覚えですが)。シャンプーは頭頂部に直接かけて泡だてられていました(これは明確な記憶)。
スーパー銭湯では強力ゴシゴシ洗いなんてまだまだ日常茶飯事の光景です。
でも、以前NHKのアサイチの「女性の薄毛特集」で、抜け毛に悩む人まで洗髪時にゴシゴシ洗っていたのでびっくり。
育ったとき(?)のやり方を大人になっても意識せずに続けている人が圧倒的に多いんだなぁと思わされます。
あなたがもしそうなら、やり方を再確認して、ダメージのすくないやり方を選択してくださいね。
理想的なシャンプーは、「洗浄力+洗い方」のコンビネーション
1.シャンプーの前に、髪の毛をブラッシングし、頭皮の汚れを浮き上がらせる
薄毛に悩んだときほど、ブラッシングをするのがこわくなりがちです。力を加えて髪を抜いてしまうのではないか、自ら薄毛を進行させてしまうのではないか……。
でも、薄毛が進行しかけているからこそ、ブラッシングが大切です。
頭皮の汚れと皮脂を浮き上がらせ、後のシャンプーの効果を倍増させるからです。
2.ぬるめのお湯で充分に予洗いする
ポイント1.
熱すぎるお湯は使わず、できればぬるま湯で。まずシャワーを頭皮にあて、指の腹で頭皮を軽く押しつかむようにして下から上へ指を動かします。頭皮と髪に水分が十分浸透するように。
ポイント2.
地肌から毛先にむかって髪を指でなぞるようにして、お湯を髪全体に流します。髪の汚れは、お湯だけでかなり洗い流されます。スタイリング剤を多く使っている場合はその分長めに。
3.シャンプー
ポイント3.
適量をとり、手のひらの上でお湯になじませます。その日の頭皮の状態(汗や皮脂によるべたつき、乾燥度合い)にあわせて、量を調整するといいです。次に泡立てますが、泡立てネットを使ってたっぷりの泡を作るのがおすすめです。
ポイント4.
地肌のゴシゴシ洗いは禁物。力を入れると細毛が抜けやすいためです。頭皮も「肌」なので、強い刺激を与えつづけると角層の自然老化をはやめてしまいます。また、皮脂を取り除きすぎると、皮膚を守ろうと皮脂の分泌が多くなってしまいます。
洗い方のイメージとしては、ポイント3で作った泡で押してやるような感じで。力を入れず、なでるように細かくやさしく洗います。お皿の油汚れを落とすのと同じで、力をいれなくても界面活性剤の働きがきちんと機能してくれるのです。通常の洗浄成分(界面活性剤)なら、皮脂の油分に自然になじんで(乳化・可溶化)汚れを取ってくれます。
30代で皮脂分泌が盛んな場合は、頭皮を揉(も)む動作を加えるのもいいと思います。
40代以降でも、入浴後の乾燥具合や痒みによって、洗い方を調整します。(薄毛に悩む人でも、昔からの癖でゴシゴシ洗いをする人は注意しましょう。)
ポイント5.
髪は毛先に向かって泡をさっとなじませるイメージで洗います。「髪をまとめてゴシゴシ」はキューティクルにとってはよくありません。
ポイント6.
頭皮の皮脂量やスタイリング剤の使用量によって、シャンプーの種類を変えたり量を調整して、頭皮の様子を見るのもいいでしょう。アミノ酸シャンプーの場合は、泡立ちがあっても洗浄成分が弱いことも多いので、洗い残しがないように丁寧に。皮脂汚れが残ると痒みの原因になります。
4.すすぎ
ポイント7.
シャンプー剤が残らないように丁寧にすすぎます。まず頭皮から、そして毛先にかけて、念入りに。とくに後頭部のすすぎ残しに気をつけます。シャンプー液に含まれる成分を髪や頭皮に残留させることは、「汚れを落とし、状態を0にリセットする」という目的と反します。育毛に有効な成分が含まれているとしても、洗浄成分も残ってしまった場合、フケやかゆみの原因となるからです。石鹸シャンプーもすすぎ残しができやすいので気をつけましょう。
ポイント8.
生え際や首元、背中(の髪がかかる部分)にかゆみを感じたり紅斑のできやすい人は、すすぎ残しがあるのではないか、またシャンプー等が合っていないのではと疑ってみてください。