Q
頭皮のアブラをそのままにしておくと毛穴につまって髪が成長しなくなると聞いて、念入りに洗っていました。でも最近友人から、洗いすぎはよくない、抜け毛につながると聞きました。どちらが正しいのでしょうか?
A
毛穴の汚れを取りたくて、シャンプーでいつも念入りに洗っているという方は多いようです。なぜかというと、毛穴の汚れが薄毛につながるというマーケティングが盛んに行われていたからです。最近は、乾燥や皮脂のとりすぎは頭皮によくないという話があり、どちらを信じればいいのか迷っているという方が多いようです。
では、毛穴の汚れは抜け毛につながるのでしょうか?
汚れを取るには力を入れて洗うべき、そんなふうに思ってゴシゴシと洗っていませんか? 歯みがきもかつてはそうでした。でも最近は、そのような磨き方は歯のエナメル質を痛めるため、よくないと言われています。
シャンプーも同じく、強い力は必要ありません。逆に、強くこすりすぎると頭皮を痛め、乾燥や皮脂の過剰分泌の原因となります。頭皮が痛んだり皮脂の過剰分泌が常態化することで、抜け毛につながりやすくなります。また、うぶ毛(早期成長期毛)が抜けやすくなり、髪の成長を妨げてしまいます。
お湯でよく予洗する。シャンプーを泡立て、指先を軽く細かく動かす。これで充分よごれは取れるのです。