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トリートメントについての間違った常識と危険性。気をつけるべきポイント

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傷んだ髪にはトリートメントが有効です。
でも、気をつけないと頭皮にダメージを与えたりトラブルをもたらしたりという逆効果も。
注意点と効果的な方法を知って、より美しい髪をつくりませんか? 
 

トリートメント剤の効果

トリートメントは、傷んだキューティクルをコーティングして、一時的に補ってくれる働きがあります。また、髪の内部のコルテックスに浸透し、補修することができます。

傷んだ髪にはやはりトリートメントが有効です。
ただ、注意点があります。

  • キューティクルをコーティングするのはあくまでも一時的なもので、短時間で効果が失われやすい。
  • コルテックスに浸透した成分は、髪を柔らかくする。

つまり、傷んだキューティクルが再生されるのではないということです。
髪は死んだ細胞であり、自己修復機能はありません。
あくまでも、一時的な修復を試みるケア剤になります。

 

逆効果に気をつけて!間違った使い方はダメ!

効果を期待するあまり、トリートメントをよく洗い流さないという人がいます。でも、それらの成分が頭皮に残留すると、どうなるかご存知ですか?
頭皮を変質させ、正常な状態を防いでしまうのです。

 

通常、頭皮にはバリア機能があり、外的刺激から内部組織を守っています。でも、トリートメントを行うのは通常はシャンプー後。シャンプーで頭皮や髪の皮脂は取りのぞかれ、バリア機能がすこし失われています。

そんな頭皮や髪にトリートメントの成分(合成界面活性剤)が付着すると、皮膚や髪を構成するタンパク質(ケラチン)が変性しやすくなります。

多くのトリートメントには、以下の効果を期待してカチオン界面活性剤が使われています。

  • 柔軟作用
  • 帯電防止作用
  • 殺菌作用

だから「髪をまとまりやすく」「静電気での髪の広がりをおさえる」ようになるのです。「長期間保存しても腐らない」というのは宣伝文句にはありませんが、防腐剤効果があるということです。

 

カチオン界面活性剤は皮膚や髪に吸着しやすく、一度つくとなかなか流れません。さらに浸透力も強いため、殺菌作用を生み出しているタンパク質変性の特質によって、高い濃度のものが皮膚に残留すると有害(毒性が高い)です。

もちろん、配合量を調整していますので心配しすぎることはありませんが、皮膚が弱い方は刺激物として注意しておきたいところです。背中ニキビやおでこの出来物、また頭皮が赤みを帯びたりするのは、トリートメントに含まれるカチオン界面活性剤が原因の可能性もあります。

 

さらさらヘアや潤いたっぷりの艶やかさは誰もが望むものです。でも、今見えている髪(すでに死んでしまった細胞)の状態に執着するあまり、これから美しい髪を作ってくれる頭皮にダメージを与えてしまっては、逆効果です。

 

トリートメントの方法

  1. 効果を高めるために髪の水分をおとします。タオルを押し当てて水分を取るか、手ではさんでソフトに(あくまでもソフトに)絞ってもいいでしょう。
  2. 手のひらになじませて、髪全体に塗布していきます。(できるだけ頭皮につかないように注意します。)
  3. 毛先の方がより傷んでいるので、毛先を中心に、手櫛で全体になじませます。
  4. 3-4分置きます
  5. 洗い流します。できるだけ頭皮に残らないように。
    わざとあまりすすがない方がいますが、十分にすすいでも効果は変わりません。すすぎ残しがあると、髪にべたつき感が出てしまいますし、頭皮にもよくありません。

 

最後にふたたび、大事なこと

シャンプーはもちろん、トリートメントやコンディショナーも、きちんと流い流さないとかゆみなどの原因になり、頭皮トラブルにつながります。頭皮トラブルはやがて髪のトラブルになります。頭皮を意識してしっかりと洗い流し、メリハリのある使い方を心がけたいものです。

 

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