シャンプーや食生活、睡眠と同じように、効果の高い(害の低い)習慣を長くつづけることがマッサージにおいても大切です。
生活スタイルにあわせて時間や方法を選択し、定期的につづけられるよう心がけましょう。
おすすめなのは、洗髪前・入浴前に髪のブラッシングとセットにすること。マッサージといっても、1~2分で十分です。そのとき、自身の頭皮の状態に注意しながら行ってください。するとシャンプー時の洗い方を調整できるので、さらに効果がアップします。
ブラッシングとマッサージによって、頭皮の汚れを浮き立たせ、落としやすくします。ご自身の頭皮の問題に気づきやすくなるのもメリットのひとつです。
- 乾燥しているか
- 皮脂が多いか
- かゆみの強い箇所はないか
- フケはどうか(大きなフケや毛髪が貫通しているようなフケ)
- マッサージした指先のにおいはきつくないか
それらをチェックしながら、シャンプーのやり方やシャンプー剤の種類の選択をするといいでしょう。
同じシャンプー剤を使っていても、人によって、また季節によって感じ方は違うものです。スキンケアと同じですが、わたしたちの頭皮の状態も、気温や湿度などの生活環境も、つねに変化していきます。ですので、その時々の自分に合ったヘアケア製品を選択することがポイントです。
マッサージによる頭皮ケアはその第一歩です。
その前に、まずブラッシングで頭皮の汚れを浮き立たせます。
その後、マッサージを行います。
その方法ですが、爪は立てないで指の腹を使います。うなじや耳の後ろ、こめかみから頭頂部へと、軽くもんでいきます。髪に隠れている頭皮は、トラブルがあっても症状がすすむまで気づきにくいものです。毎日マッサージ触ることで、頭皮の異状に気づきやすくなります。
一時期、頭頂部へのタッピングやそのグッズが流行しました。血行の改善を狙ったものですが、やりすぎると逆に頭皮に物理的ダメージを与えることになりますので注意してください。